中研院、3大学と次世代太陽電池を共同開発 光電変換効率31%を達成

中央研究院(中研院)は1月20日、国立成功大学(成大)、国立清華大学(清大)、および明志科技大学(明志科大)と共同で、光電変換効率31%を達成した太陽電池デバイスの開発に成功したと発表した。今回開発された太陽電池は、従来の太陽光発電装置と比べて約5割向上した高効率を実現しており、市販製品を大きく上回る性能を誇る。中研院は、「今回の研究成果は、土地使用面積を増やすことなく、単位面積あたりの発電容量および発電量を向上させたものであり、革新的な技術によって土地利用効率を高め、ネットゼロ排出目標の達成に貢献する」と説明した。中研院の廖俊智院長は、「研究チームは2年の歳月をかけ、この重要な技術の開発に成功した。研究開発の初期段階から実用化を目指して取り組んできた」と述べた。さらに、中研院南部キャンパスには、タンデム型太陽電池の製造プロセス施設および測定システムが整備されており、全国の研究機関からの利用申請を受け付ける予定である。廖院長は、「今回の研究成果は、台湾がタンデム型太陽電池における製造技術と商用化につながる可能性を持つことを示した」と強調した。

 

出所:

[1] 工商時報(2025年1月21日)

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